生前贈与のメリット・デメリット

生前贈与は相続税の対策や親族間の争いになるいわゆる争族を防ぐといった目的で活用されています。生前贈与を利用する際には、メリット・デメリットを正しく把握しておくことで有効に活用することが可能です。

・メリット
大きなメリットとしては相続税の節税になる場合があるということです。例えば贈与税には毎年110万円までの基礎控除枠があり、これを活用することで結果的に節税になることがあります。また、遺言とは異なり比較的容易に財産を贈与する相手を選択することが可能です。これによって、親族間の争いの回避や負担が大きくなりがちである二次相続の負担を減少させるといった事が可能です。

・デメリット
主なデメリットとしては、財産の相続よりも税金が多く課せられる場合があります。不動産の場合は顕著であり、細かな計算を行った上で贈与か相続かを選択する必要があります。また、必ずしも贈与が認められるわけではありません。場合によっては税務署からの否認のリスクがあります。加えて贈与から三年以内に贈与者が亡くなった場合は、贈与が認められません。

メリット・デメリットの双方とも細かな制度の知識や計算方法の把握といったものが必要になるため、専門家への相談が有効な活用には効果的です。
山﨑聡税理士事務所は、豊島区を中心に東京都全域で皆様の企業会計に関するご相談を承っております。「生前贈与を検討しているがどの程度の節税が見込めるか判断をお願いしたい」「生前贈与を利用することでどのようなデメリットがあるのか」といったご相談は当事務所までお気軽にご連絡ください。企業会計のプロフェッショナルが責任をもって皆様の問題の解決に当たらせていただきます。